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親鶏について

PARENT BIRD

親鶏とは

  • 白色レグホン※1

  • ボリスブラウン※2

日本におけるほとんどのスーパーでは若鶏を扱っており、肉厚で柔らかく、ジューシーなのが人気です。 一方、親鶏は若鶏と比べ飼育日数が長く(若鶏 50日、親鶏 500~750日)その為、身がしまり肉質が硬いという特徴があります。
成長するにつれて肉の旨味は増しますが、非常に硬い肉質になるため、主な使用用途は、加工食品、レトルト食品、冷凍食品、スープの原料、缶詰食品、etc になり、地域にもよりますがスーパー等で生鮮食品として直接目にすることは稀であります。

※1 白い卵をうむ、卵用品種の代表種がこちらの白色レグホンです。
※2 赤玉とも呼ばれる茶色い卵をうむ代表種が、こちらのボリスブラウンになります。

親鶏と若鶏・畜肉の栄養成分の比較

  • 親鶏と若鶏・畜肉との栄養成分の比較
    日本食品標準成分表2020年版(八訂)
品名 ビタミンA
(レチノール)
ビタミンK
親鶏(成鶏肉)
むね(皮つき、生)
72㎍ 50㎍
若鶏肉
むね(皮つき、生)
18㎍ 23㎍
親鶏(成鶏肉)
もも(皮つき、生)
47㎍ 62㎍
若鶏肉
もも(皮つき、生)
40㎍ 29㎍
牛(和牛肉)
サーロイン(脂身付き生)
3㎍ 9㎍
豚(大型種肉)
ロース(脂身付き生)
6㎍ 3㎍

ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。また、レチノールは、視細胞での光刺激反応に関与するロドプシンという物資の合成に必要なため、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。最近ではレチノールが上皮細胞で発癌物質の効果を軽減するといわれています。

ビタミンKは骨に存在するオステオカルシン(カルシウム結合タンパク質)を活性化し、カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぎます。 また、コラーゲン生成を促進し骨質を改善するため、骨粗しょう症の治療薬にも使用されています。 加齢やダイエット、女性ホルモンの低下によって、骨密度は減少していきます。

 親鶏のアレルギー物質(アレルゲン)について

卵を産む鶏の場合はすでに血液中に卵たんぱくが含まれています。 また工程中に卵巣を傷付けてしまった場合、拡散した卵たんぱくを完全に排除することは難しい状況 にあります。洗浄等の工程で卵たんぱくを一定レベルに低減できる場合はこの限りではありませんが、注意喚起表示が望ましいと判断した場合は製品に表示することが望ましいです。
表示方法の例としては一括表示の枠外に『本品は卵たんぱくを含む工程で処理されています』 など、卵たんぱくが検出される旨を表示しています。
(尚、混入する可能性が完全に否定できない場合であっても、最終製品で卵が原材料の一部を構成していないと判断される場合には製品への表示の義務はありません。)

近年の調理方法

ですが近年、親鶏の持つ旨味や食感、噛めば噛むほどに口の中にじわっと味わい深い旨味が広がるなど美味しさが認知され、親鶏肉が脚光を浴びつつあります。 食べやすいように細かくカットしたり、各地方のレシピを例に開発が進められているのが今の現状です。